この記事では、前記事【仮想サーバ構築】サーブレットコンテナ(JBOSS)の導入【APサーバー】後の「Jboss-EAP-7.2.0」の設定方法について解説しています。本記事では「ドメイン構成」での設定方法を説明しています。
jboss-eap-7.2では、複数ノードをシングルコンソールで管理する「ドメイン構成」で設定していきます。
想定する構築環境
本記事では、クラスタ環境としてノード2台(ap01、ap02)での「ドメイン構成」を想定しています。また、1ノード2インスタンス構成をとり、障害発生時に自動縮退を行うものとして進めます。
jboss-eap設定の流れ
- クラスタ環境設定
- JBOSS-EAPの起動
- 管理コンソール設定
- サービス画面の表示確認
- JBOSS-EAP起動・停止・状態表示スクリプトの修正
JBoss-EAPを設定する
クラスタ環境設定
本記事では、ドメイン構成として、jboss-eapへクラスタ環境を構築していきます。
マスタ側(ap01)の設定
「$JBOSS_HOME/domain/configuration/host-master.xml」へドメインコントローラの設定を行います。※ 「ap01」側で作業を行います。
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<host xmlns="urn:jboss:domain:8.0" name="ap01"> <domain-controller> <local/> </domain-controller> <interfaces> <interface name="management"> <inet-address value="${jboss.bind.address.management:127.0.0.1}"/> </interface> <interface name="public"> <inet-address value="${jboss.bind.address:127.0.0.1}"/> </interface> </interfaces> |
1行目:「name」属性にマスタノード名を入力 例)「ap01」
3行目:「<local/>」となっていればドメインコントローラーとして動作します。
<local/>要素が含まれているとそのホストがドメインコントローラーとなるため、<local/>要素が有効になっていることを確認します。
スレイブ側(ap02)の設定
「$JBOSS_HOME/domain/configuration/host-slave.xml」へドメインコントローラの設定を行います。※ 「ap02」側で作業を行います。
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<host xmlns="urn:jboss:domain:8.0" name="ap02"> <management> <security-realms> <security-realm name="ManagementRealm"> <server-identities> <secret value="UEBzc1cwcmQ="/> </server-identities> <authentication> (省略) <domain-controller> <remote security-realm="ManagementRealm"> <discovery-options> <static-discovery name="primary" protocol="${jboss.domain.master.protocol:remote+http}" host="${jboss.domain.master.address}" port="${jboss.domain.master.port:9990}"/> </discovery-options> </remote> </domain-controller> <interfaces> <interface name="management"> <inet-address value="${jboss.bind.address.management:127.0.0.1}"/> </interface> <interface name="public"> <inet-address value="${jboss.bind.address:127.0.0.1}"/> </interface> </interfaces> |
1行目:「name」属性にマスタノード名を入力 例)「ap02」
5-7行目:jboss-eapでユーザー作成時に出力されたパスワードを記入します。
例)「 <secret value="UEBzc1cwcmQ=" /> 」
※ スレイブは、上記のパスワードを使用してマスタ側の管理CLIへアクセスします。
下記のログは「【仮想サーバ構築】サーブレットコンテナ(JBOSS)の導入【APサーバー】」の記事で、「8.JBOSS-EAP7.2.0の導入」⇒「④ スレイブ側の接続ユーザ(ap02)作成」時のログになります。
12345678910111213141516171819202122232425262728293031 -bash-4.2$ cd /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin-bash-4.2$ pwd/opt/jboss/EAP-7.2.0/bin-bash-4.2$ ./add-user.shどのようなユーザータイプを追加しますか?a) 管理ユーザー (mgmt-users.properties)b) アプリケーションユーザー (application-users.properties)(a): a追加する新規ユーザーの詳細を入力します。レルム 'ManagementRealm' を既存のプロパティーファイルで見つかったとおりに使用しています。ユーザ名 : ap02パスワードの推奨事項は以下のとおりです。この制限を変更するには、add-user.properties 設定ファイルを編集します。- パスワードとユーザー名は異なるものにする必要があります- パスワードは、制限された次の値のいずれかでない必要があります {root, admin, administrator}- パスワードは 8 文字, 1 英字, 1 文字, 1 文字 (英数字以外) 文字以上である必要がありますパスワード :パスワードを再度入力してください。 :このユーザーが所属するグループはどれですか? (カンマ区切りリストを入力してください。所属グループがない場合は空白のままにしてください。)[ ]: jbossレルム 'ManagementRealm' にユーザー 'ap02' を追加します。正しいですか yes/no? yユーザー 'ap02' をファイル '/opt/jboss/EAP-7.2.0/standalone/configuration/mgmt-users.properties' に 追加しました。ユーザー 'ap02' をファイル '/opt/jboss/EAP-7.2.0/domain/configuration/mgmt-users.properties' に追加 しました。グループ 'jboss' のユーザー 'ap02' をファイル '/opt/jboss/EAP-7.2.0/standalone/configuration/mgmt-groups.properties' に追加しましたグループ 'jboss' のユーザー 'ap02' をファイル '/opt/jboss/EAP-7.2.0/domain/configuration/mgmt-groups.properties' に追加しましたIs this new user going to be used for one AS process to connect to another AS process?e.g. for a slave host controller connecting to the master or for a Remoting connection for server to server EJB calls.yes/no? y<strong>ユーザーを参照するには、server-identities 定義に以下を追加します。 <secret value="UEBzc1cwcmQ=" /></strong>-bash-4.2$30行目を右へにスクロールさせると、スレイブがマスターへアクセスする際のパスワードが出力されているのが分かります。「<secret value="UEBzc1cwcmQ=" />」
JBOSS-EAPの起動
マスター、スレイブの設定が完了したら、一旦jboss-eapを起動し、動作に問題がないことを確認します。
jbossの起動はマスタ→スレイブの順で起動します。
※ 本記事では、起動コマンドでIPをそれぞれバインドする方式を用いるため、各設定ファイルへのIP情報は記述しません。
JBOSS-EAP (マスタ)起動
次のコマンドを実行して、jboss-eap(マスタ)側を起動します。
# 1行で入力します。
$ /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/domain.sh --host-config=host-master.xml -Djboss.bind.address.management=192.168.109.151 -Djboss.bind.address=192.168.109.151
実行後、コンソールへ下記のログが出力されていれば、正常起動が出来ています。
エラーが出力される場合は、設定を再度見直してください。
JBOSS-EAP (スレイブ)起動
次のコマンドを実行して、jboss-eap(スレイブ)側を起動します。
# 1行で入力します。
$ /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/domain.sh --host-config=host-slave.xml -Djboss.domain.master.address=192.168.109.151 -Djboss.bind.address=192.168.109.152
実行後、コンソールへ下記のログが出力されていれば、正常起動が出来ています。
エラーが出力される場合は、設定を再度見直してください。
クラスタ環境の疎通ログ確認
スレイブ側のjboss-eapを起動すると、マスタ側のコンソールへ下記のログが出力されます。
※ JBOSS-EAP (スレイブ)起動後に、上記ログが出力されていれば、クラスタ環境が正常に認識されています。
管理コンソール設定
ここからは、管理コンソール(ブラウザ画面)による設定になります。
本環境はドメイン構成の為、全インスタンスの設定は、ホスト「ap01」の管理コンソールから行います。
管理コンソールへログイン
次のURLをブラウザへ入力して、jboss-eap(マスタ)管理コンソールへアクセスします。
URL:「<ap01のIPアドレス>:9990」
ログインダイアログボックスが表示されるため、下記の情報を入力してログインします。
ユーザー名:jboss-eap導入時に作成したユーザー(jb7admin)
パスワード: jboss-eap導入時に設定したパスワード(P@ssW0rd)
サーバー(インスタンス)の登録
ログイン成功後、管理コンソールのトップ画面が表示されます。
サーバー(インスタンス)の登録
クラスタ環境が認識されている為、「ap01」「ap02」がホストとして登録されていることが分かります。
下記の情報を基に、各サーバー(インスタンス)を登録していきます。
Node | Group | Name (Server) | offset | Interface | AutoStart | socket |
---|---|---|---|---|---|---|
ap01 | main-server-group | jbs11 | 0 | public | OFF | full-ha-sockets |
jbs22 | 100 | |||||
ap02 | other-server-group | jbs21 | 0 | |||
jbs12 | 100 |
「Runtime」⇒「Hosts」⇒「Host」⇒「ap01」⇒「+(追加)」をクリックし、サーバーを登録します。
設定項目
- Name:インスタンス名
- Auto Start:jboss-eap起動時にインスタンスの自動起動有無
- Group:サーバーグループ名
- Socket Binding Default Inteface:public(固定)
- Socket Binding Group:full-ha-sockets
- Socket Binding Port Offset:主系は「0」、復系は「100」
- Update Auto Start With Server Status:OFF(固定)
すべてを登録すると以下のイメージの状態になります。
※ サーバー(インスタンス)はまだ起動していないため、黒いアイコンが表示されます。
main-server-group:「jbs11」「jbs22」
other-server-group:「jbs21」「jbs12」
サーバー(インスタンス)の起動
「Runtime」⇒「Hosts」⇒「Host」⇒「ap01」 ⇒「Start」でサーバを起動します。
同様に残る「jbs22」「jbs21」「jbs12」も起動します。
全インスタンスが起動しました。
サービス画面の表示確認
すべてのインスタンスが正常に画面表示できることを確認します。
URL:「 http://192.168.109.151:8080/ 」(ap01:jbs11)
URL:「 http://192.168.109.151:8180/ 」(ap01:jbs22)
URL:「 http://192.168.109.152:8080/ 」(ap02:jbs21)
URL:「 http://192.168.109.152:8180/ 」(ap02:jbs12)
すべてのURLで下記の画面が表示されていれば、正常に動作しています。
JBOSS-EAP起動・停止・状態表示スクリプトの修正
現在までに行ってきた設定でも、jboss-eapの起動に問題はないのですが、起動コマンドが長すぎる為、ちょっとめんどくさいですね。
jboss-eapの起動シェルは下記のディレクトリに準備されています。
起動シェルスクリプトの配置
/opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d
- jboss-eap.conf(設定ファイル)
- jboss-eap-rhel.sh(起動シェル)
デフォルトのままでは実用に耐えられないため、少し手を入れます。
JBOSS-EAPのログ出力及びPID用のディレクトリ作成
出力されるログとPIDのディレクトリを作成します。
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# mkdir /var/run/jboss-eap # chown jboss:jboss /var/run/jboss-eap/ # mkdir /var/log/jboss-eap/ # chown jboss:jboss /var/log/jboss-eap/ |
JBOSS-EAP設定ファイルの編集
起動の都度、いちいちコマンドを入力していくのは非常に大変です。
予め必要な情報を設定ファイルにまとめておくことにします。
下記の要素を設定ファイルに盛り込みます。
変数名 | 値 | 使用有無 |
---|---|---|
default location | /etc/default/jboss-eap | 未使用 |
JAVA_HOME | "/usr/lib/jvm/default-java" | 未使用 |
JBOSS_HOME | /opt/jboss/EAP-7.2.0 | 使用 |
JBOSS_USER | jboss | 使用 |
JBOSS_PIDFILE | /var/run/jboss-eap/jboss-eap.pid | 使用 |
JBOSS_MODE | domain | 使用 |
JBOSS_CONFIG | standalone.xml | 未使用 |
JBOSS_DOMAIN_CONFIG | domain.xml | 使用 |
JBOSS_HOST_CONFIG | host-master.xml | マスタ時 |
host-slave.xml | スレイブ時 | |
STARTUP_WAIT | 60 | 使用 |
SHUTDOWN_WAIT | 60 | 未使用 |
JBOSS_CONSOLE_LOG | /var/log/jboss-eap/console.log | 使用 |
JBOSS_MNG | ap01 | 使用 |
JBOSS_OPTS | --admin-only -b 127.0.0.1 | 未使用 |
作成した設定ファイルを既存の「 jboss-eap.conf 」と差し替えます。
※ 既存の「 jboss-eap.conf 」は「 jboss-eap.conf.old」とリネームして保存しておきます。
起動シェルスクリプトの配置
- /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d
- jboss-eap.conf(設定ファイル)664
- jboss-eap.conf.old(既存設定ファイル)
- jboss-eap-rhel.sh(起動シェル)755
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# General configuration for the init.d scripts, # not necessarily for JBoss EAP itself. # default location: /etc/default/jboss-eap ## Location of JDK # JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/default-java" ## Location of JBoss EAP JBOSS_HOME="/opt/jboss/EAP-7.2.0" ## The username who should own the process. JBOSS_USER=jboss ## PIDFILE JBOSS_PIDFILE="/var/run/jboss-eap/jboss-eap.pid" ## The mode JBoss EAP should start, standalone or domain JBOSS_MODE=domain ## Configuration for standalone mode # JBOSS_CONFIG=standalone.xml ## Configuration for domain mode JBOSS_DOMAIN_CONFIG=domain.xml JBOSS_HOST_CONFIG=host-master.xml ## The amount of time to wait for startup STARTUP_WAIT=60 ## The amount of time to wait for shutdown # SHUTDOWN_WAIT=60 ## Location to keep the console log JBOSS_CONSOLE_LOG="/var/log/jboss-eap/console.log" ## Management hostname JBOSS_MNG="ap01" ## Additionals args to include in startup # JBOSS_OPTS="--admin-only -b 127.0.0.1" |
※ 「JBOSS_HOST_CONFIG」については、マスタ側で起動の場合「host-master.xml」、スレイブ側で起動の場合「host-slave.xml」と設定します。
JBOSS-EAP起動・停止・状態表示スクリプトの編集
JBOSS-EAP起動・停止・状態表示スクリプトを実用に耐えるように修正します。
作成した設定ファイルを既存の「 jboss-eap-rhel.sh 」と差し替えます。
※ 既存の「 jboss-eap.conf 」は「 jboss-eap.conf.old」とリネームして保存しておきます。
起動シェルスクリプトの配置
- /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d
- jboss-eap.conf(設定ファイル)664
- jboss-eap.conf.old(既存設定ファイル)
- jboss-eap-rhel.sh(起動シェル)755
- jboss-eap-rhel.sh.old(既存起動シェル)
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#!/bin/sh #_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ # # ver.1.0.0 2020.03.24 # # Usage: # /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d/jboss-eap-rhel.sh # # Description: # JBoss EAP control script # # chkconfig: - 80 20 # description: JBoss EAP startup script # processname: jboss-eap # pidfile: /var/run/jboss-eap/jboss-eap.pid # config: /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d/jboss-eap.conf # # 設計書 # # #_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ # Source function library. . /etc/init.d/functions # Load Java configuration. [ -r /etc/java/java.conf ] && . /etc/java/java.conf export JAVA_HOME if [ -z "$JBOSS_NAME" ]; then JBOSS_NAME='jboss-eap' fi # Load JBoss EAP init.d configuration. if [ -z "$JBOSS_CONF" ]; then JBOSS_CONF="/opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d/jboss-eap.conf" fi [ -r "$JBOSS_CONF" ] && . "${JBOSS_CONF}" # Set defaults. if [ -z "$JBOSS_HOME" ]; then JBOSS_HOME=/opt/$JBOSS_NAME fi export JBOSS_HOME if [ -z "$JBOSS_PIDFILE" ]; then JBOSS_PIDFILE=/var/run/jboss-eap/$JBOSS_NAME.pid fi export JBOSS_PIDFILE if [ -z "$JBOSS_CONSOLE_LOG" ]; then JBOSS_CONSOLE_LOG=/var/log/$JBOSS_NAME/console.log fi if [ -z "$STARTUP_WAIT" ]; then STARTUP_WAIT=30 fi if [ -z "$SHUTDOWN_WAIT" ]; then SHUTDOWN_WAIT=30 fi if [ -z "$JBOSS_LOCKFILE" ]; then JBOSS_LOCKFILE=/var/lock/subsys/$JBOSS_NAME fi # Startup mode of jboss-eap if [ -z "$JBOSS_MODE" ]; then JBOSS_MODE=standalone fi if [ -z "$JBOSS_MNG" ]; then echo -n "JBOSS_MNG not found." fi HOSTNAME=`hostname -s` if [ "host-master.xml" = "$JBOSS_HOST_CONFIG" ]; then JBOSS_BIND_ADDR="-Djboss.bind.address.management=$JBOSS_MNG -Djboss.bind.address=$JBOSS_MNG" else JBOSS_BIND_ADDR="-Djboss.domain.master.address=$JBOSS_MNG -Djboss.bind.address=`hostname -s`" fi # Startup mode script if [ "$JBOSS_MODE" = "standalone" ]; then JBOSS_SCRIPT=$JBOSS_HOME/bin/standalone.sh if [ -z "$JBOSS_CONFIG" ]; then JBOSS_CONFIG=standalone.xml fi JBOSS_MARKERFILE=$JBOSS_HOME/standalone/tmp/startup-marker else JBOSS_SCRIPT="$JBOSS_HOME/bin/domain.sh" if [ -z "$JBOSS_DOMAIN_CONFIG" ]; then JBOSS_DOMAIN_CONFIG=domain.xml fi if [ -z "$JBOSS_HOST_CONFIG" ]; then JBOSS_HOST_CONFIG=host.xml fi JBOSS_MARKERFILE=$JBOSS_HOME/domain/tmp/startup-marker fi prog=$JBOSS_NAME currenttime=$(date +%s%N | cut -b1-13) start() { echo -n "Starting $prog: " if [ -f $JBOSS_PIDFILE ]; then read ppid < $JBOSS_PIDFILE if [ `ps --pid $ppid 2> /dev/null | grep -c $ppid 2> /dev/null` -eq '1' ]; then echo -n "$prog is already running" failure echo return 1 else rm -f $JBOSS_PIDFILE fi fi mkdir -p $(dirname $JBOSS_CONSOLE_LOG) cat /dev/null > $JBOSS_CONSOLE_LOG mkdir -p $(dirname $JBOSS_PIDFILE) chown $JBOSS_USER $(dirname $JBOSS_PIDFILE) || true if [ ! -z "$JBOSS_USER" ]; then if [ "$JBOSS_MODE" = "standalone" ]; then if [ -r /etc/rc.d/init.d/functions ]; then cd $JBOSS_HOME daemon --user $JBOSS_USER LAUNCH_JBOSS_IN_BACKGROUND=1 JBOSS_PIDFILE=$JBOSS_PIDFILE "$JBOSS_SCRIPT -c $JBOSS_CONFIG $JBOSS_OPTS &" >> $JBOSS_CONSOLE_LOG 2>&1 cd - else su - $JBOSS_USER -c "cd $JBOSS_HOME; LAUNCH_JBOSS_IN_BACKGROUND=1 JBOSS_PIDFILE=$JBOSS_PIDFILE $JBOSS_SCRIPT -c $JBOSS_CONFIG $JBOSS_OPTS" >> $JBOSS_CONSOLE_LOG 2>&1 & fi else if [ -r /etc/rc.d/init.d/functions ]; then echo -n "$JBOSS_SCRIPT --domain-config=$JBOSS_DOMAIN_CONFIG --host-config=$JBOSS_HOST_CONFIG $JBOSS_BIND_ADDR $JBOSS_OPTS" cd $JBOSS_HOME daemon --user $JBOSS_USER LAUNCH_JBOSS_IN_BACKGROUND=1 JBOSS_PIDFILE=$JBOSS_PIDFILE "$JBOSS_SCRIPT --domain-config=$JBOSS_DOMAIN_CONFIG --host-config=$JBOSS_HOST_CONFIG $JBOSS_BIND_ADDR $JBOSS_OPTS &" >> $JBOSS_CONSOLE_LOG 2>&1 cd - else su - $JBOSS_USER -c "cd $JBOSS_HOME; LAUNCH_JBOSS_IN_BACKGROUND=1 JBOSS_PIDFILE=$JBOSS_PIDFILE $JBOSS_SCRIPT --domain-config=$JBOSS_DOMAIN_CONFIG --host-config=$JBOSS_HOST_CONFIG $JBOSS_BIND_ADDR $JBOSS_OPTS" >> $JBOSS_CONSOLE_LOG 2>&1 & fi fi fi echo count=0 launched=false until [ $count -gt $STARTUP_WAIT ] do sleep 1 let count=$count+1; if [ -f $JBOSS_MARKERFILE ]; then markerfiletimestamp=$(grep -o '[0-9]*' $JBOSS_MARKERFILE) > /dev/null if [ "$markerfiletimestamp" -gt "$currenttime" ] ; then grep -i 'success:' $JBOSS_MARKERFILE > /dev/null if [ $? -eq 0 ] ; then launched=true break fi fi fi done if [ "$launched" = "false" ] ; then echo "$prog started with errors, please see server log for details" fi touch $JBOSS_LOCKFILE success echo return 0 } stop() { echo -n $"Stopping $prog: " count=0; if [ -f $JBOSS_PIDFILE ]; then read kpid < $JBOSS_PIDFILE let kwait=$SHUTDOWN_WAIT # Try issuing SIGTERM kill -15 $kpid until [ `ps --pid $kpid 2> /dev/null | grep -c $kpid 2> /dev/null` -eq '0' ] || [ $count -gt $kwait ] do sleep 1 let count=$count+1; done if [ $count -gt $kwait ]; then kill -9 $kpid fi fi rm -f $JBOSS_PIDFILE rm -f $JBOSS_LOCKFILE success echo } status() { if [ -f $JBOSS_PIDFILE ]; then read ppid < $JBOSS_PIDFILE if [ `ps --pid $ppid 2> /dev/null | grep -c $ppid 2> /dev/null` -eq '1' ]; then echo "$prog is running (pid $ppid)" return 0 else echo "$prog dead but pid file exists" return 1 fi fi echo "$prog is not running" return 3 } case "$1" in start) start ;; stop) stop ;; restart) $0 stop $0 start ;; status) status ;; *) ## If no parameters are given, print which are avaiable. echo "Usage: $0 {start|stop|status|restart}" exit 1 ;; esac |
※ 本スクリプト利用により発生した利用者の損害全てに対し、いかなる責任をも負わないものとし、損害賠償をする一切の義務はないものとします。
起動シェルを使用したJBOSS-EAPの起動
ここでいったん、起動シェルが正常に動作することを確認します。
シェルの所有権は「jboss」にありますが、ここでは「root」権限で実行します。
※ シェルの中身でPID出力先等、「root」権限以外無効の為!
ホスト「ap01」「ap02」で下記のコマンドを実行します。
sh /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d/jboss-eap-rhel.sh start
※ ホスト「ap01」「ap02」 で設定ファイルの内容が、一部異なることに注意してください。
「JBOSS_HOST_CONFIG」の設定値が、マスタ側で起動の場合「host-master.xml」、スレイブ側で起動の場合「host-slave.xml」と設定します。
一応、「/var/log/jboss-eap/console.log」の中身に、エラーが無いことを確認します。
JBOSS-EAP状態確認
Jboss-eapの状態を確認します。
ホスト「ap01」「ap02」で下記のコマンドを実行します。
# sh /opt/jboss/EAP-7.2.0/bin/init.d/jboss-eap-rhel.sh status
正常に起動されていれば、「jboss-eap is running (pid 〇〇〇〇)」と出力されます。
以上で「JBOSS-EAPドメイン構成」の設定は完了です。
仮想サーバー構築(全9記事)[追加記事作成中]
├─KickStartを使ってVmWare Player上へLinuxを導入する!
├─KickStart設定ファイルについて!
├─httpd(Apache)サーバーの導入
├─NICチーミングを設定する!
├─サーブレットコンテナ(JBOSS)の導入
├─JBoss-EAPを設定する!
├─Web-AP間連携の設定を行う!
├─VmWare Playerのディスク共有設定を行う!
└─共有ディスク上へデータ格納領域を作成する