Pythonの基礎知識

【Python入門】「動いた!」という感動体験(Hello World)

Pythonって難しそう…そんなイメージを持っていませんか? でも実際は、たった1行書くだけで文字を画面に表示できる、超シンプルなプログラミング言語です。 本記事では、パソコンにPythonを入れて「Hello World」と表示させるところまでを体験します。 プログラミング初挑戦の人でも安心して進められる内容になっています。

Pythonとは?初心者に人気の理由

プログラミング未経験者にもよく名前を聞かれるPython。なぜこんなにも人気があり、多くの人に選ばれているのかを、初心者の視点に立ってわかりやすく解説していきます。

ルーキー
「Pythonって何ができるの?」

正直、プログラミングって“難しそう”ってイメージしかないんだけど、Pythonってよく聞くよね? でも、何ができるのか全然わからない……。コードとか全然読めないし、英語も出てくるし、初心者にはやっぱり無理なんじゃないの?

「AIからゲームまで何でも作れる!
ビープロ

安心しろルーキー。Pythonは「初心者にとって最も入りやすい言語」と言われている。実際に使われている分野はとても幅広くて、次のようなことができるんだ:

分野活用例
AI・機械学習ChatGPTなどのAIモデル開発
Web開発Webアプリやサービスの構築
データ分析Excelの何百倍もの分析力を活用
自動化・業務効率化メール送信やファイル整理の自動化
ゲーム開発シンプルな2DゲームもPythonで作れる

つまり、「できることが多いのに、始めやすい」っていうのがPython最大の特徴なんだ。しかも最近はAI分野の急成長で、エンジニア以外の人もPythonを学び始めてるぞ。

Pythonをインストールしてみよう

Pythonを使うためには、まずパソコンにPython本体をインストールする必要があります。難しそうに思えるかもしれませんが、たった数ステップで完了するので安心してください。ここではWindowsとMacの両方の導入手順を紹介します。

Pythonの導入方法(Windows/Mac)

以下の公式サイトにアクセスして、環境に合ったインストーラをダウンロードしましょう。

https://www.python.org/downloads/

ルーキー
あれ?俺の画面だと「macOS」って書いてあるけど、これでいいの?
大丈夫。公式サイトはアクセスしたPCのOSを自動判別して、適切なボタンを表示してくれるようになってる。
ビープロ
Macで開けばmacOS用、WindowsならWindows用が最初から出てくるから、「Download Python X.X.X」ボタンをそのまま押してOKだ。
ビープロ
ルーキー
「で、結局どこをクリックすればいいんだっけ?」
大丈夫だルーキー。迷わず「Download Python 3.x.x」という一番大きなボタンをクリックすればOKだ。Windowsならインストーラを起動したあと「Add Python to PATH」にチェックを入れてから、「Install Now」をクリックすれば問題ない。
ビープロ

【Windowsの場合】

  • ダウンロードしたファイルをダブルクリック
  • 「Add Python to PATH」 にチェックを入れる
  • 「Install Now」をクリックする

ルーキー
あれ?ParallelsのWindowsだと「Add Python to PATH」が出ないんだけど?
仮想環境だとOSの状態や設定によって表示されないことがある。心配なら「python --version」で確認すればOKだ。
ビープロ

【Macの場合】

  • ダウンロードした.pkgファイルを開く
  • 案内に従って「続ける」「インストール」をクリック
ルーキー
俺のMacにも最初からPython入ってるって聞いたけど、動かないんだけど?
昔は入ってたけど、今は非推奨になってる。もし「python --version」で出なかったら「python3」で試してみろ。それもダメならHomebrewで入れる必要があるぞ。
ビープロ

Pythonインストールの要点まとめ

要点だけまとめておくぞ。

  • 公式サイトにアクセスして「Download Python 3.x.x」をクリック
  • Windowsは「Add Python to PATH」にチェック → 「Install Now」
  • Macは.pkgファイルを開いて「続ける」「インストール」で完了

これでPythonの導入は完了だ。次は実際に動かしてみよう。

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Hello Worldを表示してみよう

Pythonの開発環境が整ったら、いよいよプログラムを実行してみましょう。プログラミングの世界では、最初に「Hello World」と表示するのが伝統のようになっています。まずは、この1行を書いて、実際に動くという体験をしてみましょう。

Pythonをインストールしたら、次はプログラムを書くためのエディタを準備します。初心者におすすめなのが「Visual Studio Code(VSCode)」です。

VSCodeのインストール方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、まだ導入していない方は先にこちらをご覧ください。

👉 【Windows / Mac対応】VSCodeのインストールと日本語化・初期設定方法

ルーキー「たった1行で動いた!?」

ルーキー
VSCodeって起動したはいいけど…どこに何を書けばいいの?
まずは「新しいファイル」を開いて、下の1行を入力してみてくれ。
ビープロ

print("Hello World")

まずは「新しいファイル」を開いて、Pythonコードを書いてみよう。最初は1行だけだ。
ビープロ
ルーキー
ファイルってどこで作ればいいの?
「ファイル → 新しいファイル」で作成して、適当な場所に保存すればOKだ。ファイル名は「hello.py」とかでいい。フォルダも最初は気にしなくていいぞ。
ビープロ

保存先は特に決まっていませんが、最初は「ドキュメント」など分かりやすい場所に保存するのがおすすめです。

 

ルーキー
で、どうやって実行するの?
VSCodeの下の「ターミナル」ってところから、こう入力する。
ビープロ

python hello.py

ターミナル

/Users/【あなたのユーザー名】/Documents/python-test/hello.py
Hello World

ルーキー
おおっ!「Hello World」って出た!!
これが「動かす」ってことだ。たった1行でも、もう君はPythonを動かしたことになる。
ビープロ

次にやるべきことは?

「Hello World」を表示できたことで、Pythonが正しく動く環境が整いました。ここからは少しずつ、プログラミングの基礎である“変数”や“計算”に挑戦していきます。

変数を使って計算してみよう

プログラムで何かを作るには、「値を保存して、あとで使う」という概念が欠かせません。そのために使うのが“変数”です。

以下のように書いて、簡単な計算結果を表示してみましょう。

x = 5
y = 3
print(x + y)

このコードでは、x に 5、y に 3 を代入し、その合計を print 関数で表示しています。Pythonでは、`+` や `-` を使って直感的に計算できます。

ルーキー
ルーキー「ちょっと楽しくなってきたかも」
そう思ってもらえたらもう半分は成功です。最初の一歩を踏み出した今、少しずつ“プログラムが動く喜び”を感じていきましょう。次は、もっと面白くなるぞ。
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