Pythonの基礎
🟣 Pythonの基礎知識(入門編)
📌はじめてでも安心!Pythonで「動く感動」を味わえる超やさしい入門ステップ
├─【Python入門】「動いた!」という感動体験(Hello World)
├─【Python入門】変数と計算でデータ操作を体験!
├─【Python入門】条件で動きが変わる!if文の基本
├─【Python入門】同じ処理をくり返す「for文」入門!
├─【Python入門】関数で処理をまとめて再利用!
├─【Python入門】リストで複数データを扱う方法
└─【Python入門】ミニアプリで総復習!「動いた!」の感動を体験しよう
🟣Pythonの基礎知識シリーズ:(基礎編)
📌基本文法から実用テクニックまで、Pythonの土台をしっかり固めるステップアップ講座
🟣Pythonの基礎知識シリーズ:(実践編)
📌知識を活かす実践編!ミニアプリや業務自動化で「できる」を実感できる構成
if文とは?条件分岐の基本
「もし〇〇だったら△△する」という処理をプログラムにさせたいときに使うのが if文です。プログラムに“判断力”を与えるための重要な構文です。


if文の書き方と実行の流れ
Pythonのif文はシンプルですが、書き方にはルールがあります。特に「インデント」が重要です。
if文の基本構文と実行のイメージ
score = 85
if score >= 80:
print("合格です!")
このコードでは、変数 scoreが80以上のときだけ「合格です!」と表示されます。
インデント(字下げ)はPythonの命!
Pythonでは、インデント(字下げ)が「この処理はif文の中です」と教える合図になります。インデントがないとエラーになります。


Pythonにおけるインデントの基本ルールを、下記の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
使用文字 | 半角スペース推奨(タブは非推奨) |
文字数 | 基本は半角スペース4文字 |
統一性 | スペースとタブを混在させないこと(混在するとエラー) |
インデントは半角スペース4つが基本
Pythonでは、インデントに半角スペース4つを使うのが一般的です。タブ文字(Tabキー)も使えますが、タブとスペースが混ざるとエラーになることがあるので、スペースに統一するのが安全です。
VSCodeの設定で「Tab→スペース4つ」にする
Visual Studio Codeでは、以下の手順でタブキーを押すと自動的に半角スペース4つに変換できます。
- 画面右下の「Spaces: 4」または「Tab Size」をクリック
- 「Convert Indentation to Spaces(インデントをスペースに変換)」を選択
- 「Indent Using Spaces(スペースを使う)」を選択
以下は、VSCodeのインデント関連設定の概要です。
設定項目 | 内容 |
---|---|
インデント形式 | スペース(半角スペース4つ)に設定 |
設定場所 | 画面右下の「Spaces: 4」や「Tab Size」 |
推奨操作 | 「Convert Indentation to Spaces」で変換 |
初期設定化 | settings.jsonで "editor.insertSpaces": true を指定 |
こうしておけば、Tabキーを押しても自動でスペース4つになるので安心です。
補足:settings.json で毎回の設定を省略する
毎回タブやスペースの設定を手動で変えるのが面倒な場合、VSCodeの設定ファイル settings.json に以下を追加しておくと、常に「半角スペース4つ」でインデントされるようになります。
"editor.insertSpaces": true,
"editor.tabSize": 4
設定方法:
- メニューバーから「ファイル」→「基本設定」→「設定」を開く
- 右上にある「{ } のアイコン(settings.json を開く)」をクリック
- 開いたファイルに上記の2行を追加し、保存すれば完了です
この設定をしておけば、以降の Python 学習でも余計なエラーに悩まされにくくなります。
else文とelif文で条件分岐を拡張
if文だけでなく、elseやelifを使えば、より多くの条件を処理できるようになります。
else:条件に合わない場合の処理
if score >= 80:
print("合格です!")
else:
print("不合格です")
ifの条件に合わなかった場合、elseの処理が実行されます。
elif:複数の条件を順番にチェック
if score >= 90:
print("優秀!")
elif score >= 80:
print("合格!")
else:
print("がんばろう")
elifを使えば「90点以上は優秀」「80点以上は合格」といった複数の条件を順番に評価できます。
まとめと次へのステップ
if文を使うことで、プログラムが「条件に応じた動き」をできるようになります。
今回のまとめ
- if文で「条件に応じた処理」ができる
- elseやelifを使えば分岐パターンを増やせる
- インデントが重要(文法エラーの防止)
次回は「繰り返し処理」へ!


▶ 続きはこちら:Python入門:同じ処理をくり返す「for文」入門!