Pythonの基礎知識(入門編)

【Python入門】条件で動きが変わる!if文の基本

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if文とは?条件分岐の基本

「もし〇〇だったら△△する」という処理をプログラムにさせたいときに使うのが if文です。プログラムに“判断力”を与えるための重要な構文です。

ルーキー
「もし〜だったら、って書けるの?」
それがまさに if 文だよ!条件に合えば、その中身が実行されるんだ。
ビープロ

if文の書き方と実行の流れ

Pythonのif文はシンプルですが、書き方にはルールがあります。特に「インデント」が重要です。

if文の基本構文と実行のイメージ

score = 85
if score >= 80:
    print("合格です!")

このコードでは、変数 scoreが80以上のときだけ「合格です!」と表示されます。

インデント(字下げ)はPythonの命!

Pythonでは、インデント(字下げ)が「この処理はif文の中です」と教える合図になります。インデントがないとエラーになります。

ルーキー
なんかスペース空けてるけど、これって必要?
Pythonではこの「インデント」が超重要。中身の処理だと示すための合図なんだ。ないとエラーになるよ!
ビープロ

Pythonにおけるインデントの基本ルールを、下記の表にまとめました。

項目内容
使用文字半角スペース推奨(タブは非推奨)
文字数基本は半角スペース4文字
統一性スペースとタブを混在させないこと(混在するとエラー)

インデントは半角スペース4つが基本

Pythonでは、インデントに半角スペース4つを使うのが一般的です。タブ文字(Tabキー)も使えますが、タブとスペースが混ざるとエラーになることがあるので、スペースに統一するのが安全です。

VSCodeの設定で「Tab→スペース4つ」にする

Visual Studio Codeでは、以下の手順でタブキーを押すと自動的に半角スペース4つに変換できます。

  • 画面右下の「Spaces: 4」または「Tab Size」をクリック
  • 「Convert Indentation to Spaces(インデントをスペースに変換)」を選択
  • 「Indent Using Spaces(スペースを使う)」を選択

以下は、VSCodeのインデント関連設定の概要です。

設定項目内容
インデント形式スペース(半角スペース4つ)に設定
設定場所画面右下の「Spaces: 4」や「Tab Size」
推奨操作Convert Indentation to Spaces」で変換
初期設定化settings.jsonで "editor.insertSpaces": true を指定

こうしておけば、Tabキーを押しても自動でスペース4つになるので安心です。

補足:settings.json で毎回の設定を省略する

毎回タブやスペースの設定を手動で変えるのが面倒な場合、VSCodeの設定ファイル settings.json に以下を追加しておくと、常に「半角スペース4つ」でインデントされるようになります。

"editor.insertSpaces": true,
"editor.tabSize": 4

設定方法:

  1. メニューバーから「ファイル」→「基本設定」→「設定」を開く
  2. 右上にある「{ } のアイコン(settings.json を開く)」をクリック
  3. 開いたファイルに上記の2行を追加し、保存すれば完了です

この設定をしておけば、以降の Python 学習でも余計なエラーに悩まされにくくなります。

else文とelif文で条件分岐を拡張

if文だけでなく、elseやelifを使えば、より多くの条件を処理できるようになります。

else:条件に合わない場合の処理

if score >= 80:
    print("合格です!")
else:
    print("不合格です")

ifの条件に合わなかった場合、elseの処理が実行されます。

elif:複数の条件を順番にチェック

if score >= 90:
    print("優秀!")
elif score >= 80:
    print("合格!")
else:
    print("がんばろう")

elifを使えば「90点以上は優秀」「80点以上は合格」といった複数の条件を順番に評価できます。

まとめと次へのステップ

if文を使うことで、プログラムが「条件に応じた動き」をできるようになります。

今回のまとめ

  • if文で「条件に応じた処理」ができる
  • elseやelifを使えば分岐パターンを増やせる
  • インデントが重要(文法エラーの防止)

次回は「繰り返し処理」へ!

ルーキー
同じことを何回もやりたいときって、全部書くの?
そのためにあるのが「for文」や「while文」だ。次回はそこをやってみよう!
ビープロ

▶ 続きはこちら:Python入門:同じ処理をくり返す「for文」入門!

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