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【フリーランス】タワーマンションの生活:得たものと失ったもの【システムエンジニア】

タワマンの利便性マトリックス年末が近づき、慌ただしい日々の中でふと立ち止まると、自分の生活環境について考える機会が増えてきました。普段は仕事や趣味の話題を中心にしていますが、今回は少し趣向を変えて、今年を通して感じた「住まい」について書いてみたいと思います。

システムエンジニアとして働く日々、リモートワークが定着したことで、生活環境の快適さがますます重要になりました。その中で選んだのが都心近くのタワーマンション。購入してから数年が経ち、感じたメリットとデメリット、得たものと失ったものについて、実体験をもとに正直ベースでまとめてみたいと思います。

得たもの・失ったもの

タワーマンションでの生活は、快適さや安全性、利便性といった面で非常に満足度が高い反面、高額なコストや生活の制約も伴います。特に、眺望や設備の充実を優先する人にとっては、大きなメリットがある選択肢だとおもいますが、一方で、費用面やインターネット環境、災害時のリスクに関しては、購入前に十分に検討する必要があります。

タワーマンションイメージ

私自身、この環境で得たものは非常に多いですが、「失ったもの」についても冷静に認識し、今後の生活に活かしていきたいと思っています。これからタワーマンションを検討している方は、ぜひ自分のライフスタイルや優先順位に合わせて選択するのが良さそうです。

得たもの:生活の質を向上させる環境

  1. 圧倒的な眺望と開放感

    タワーマンションの高層階に住む最大の魅力は、その眺望です。

    私の住むマンションは江戸川沿いにあり、窓からはスカイツリーや富士山を一望できます。特に晴れた朝、リビングに差し込む柔らかな日差しとともに広がる景色は、日々の疲れを癒やしてくれる特別なひとときです。夜になると、煌びやかな夜景がまた違った魅力を見せてくれ、窓辺でゆっくりと過ごす時間が自然と増えました。

    この景色が与えてくれる心理的な効果は想像以上で、「開放感」や「癒やし」を求めてタワーマンションを選んだ決断が間違いではなかったと実感します。また、マンションの前に広がる川沿いのサイクリングコースでは、ランニングを楽しむ人や犬の散歩をする家族で賑わいを見せています。ただし、夜になるとコースに照明がないため、急に人通りが少なくなり、静かな雰囲気へと一変します。

    夜になると防犯上の観点からは、一見デメリットに思える人通りの減り具合ですが、自宅バルコニーおよび共用敷地内での喫煙は禁止されているため、私は夜の真っ暗な川沿いを橋桁まで歩いてタバコを吸いに行っています。昨今では喫煙者への世間の目は厳しいです。これは私にはデメリットに感じるところですが・・・無理やり重い腰を上げてタバコそ吸いに橋桁まで歩くのはダイエットにはいいかなw

  2. 駅近の利便性

    マンションは最寄り駅から徒歩10分圏内に位置し、東京駅までは電車で20分という抜群の立地です。都心部へのアクセスが良いことで、仕事での急な障害対応でオフィスやデータセンターへ出向く必要がある際のストレスがへりました。また、近隣にはスーパーやコンビニ、医療施設も揃っており、日常生活で困ることがほとんどありません。この利便性の高さは、タワーマンションの価値を支える大きなポイントの一つだと感じます。

    ただ、私は人からよく「生活感が感じ取れない」と言われる人種のため、ほとんどの食材などはコンビニで済ませてしまうことが多いです。ただ歯医者や何かあった時の医療施設が近くにあるのは大変ありがたいと思います。

  3. 共用施設の充実度

    タワーマンションならではの共用施設も多く、利便性と快適さを両立しています。例えば、宅配ボックスは私のような仕事で忙しい人にとって非常に便利で、再配達のストレスから解放されました。また、夏季限定のプールや、仕事用に利用できるラウンジスペースも充実しており、自宅で仕事をすることが増えた今、非常に助かっています。

    さらに、ゲストルームも完備されており、親族や友人が訪れた際に利用できるのは大きなメリットです。毎年2回ほど敷地内でバザーや何かしらのイベントが開催されているようです。

    確かに充実した環境とは思いますが、仕事の性質上、毎日一人でPC前に向き合って過ごしている私にはあまり関係のない話ですね。他人とのコミュニケーションは「MS Teams」をはじめとするWeb会議ツールでのみ応対するくらいかな・・あ、アマゾンやヤマトの宅配応対くらい?

  4. 安全性の高さ

    セキュリティ面でも大きな安心感があります。マンションの敷地内に入るには管理事務所を通過する必要があり、不審者が入れない仕組みになっています。また、24時間の管理体制が敷かれているため、防犯面での不安がほとんどありません。特に、夜中でも敷地内が明るく保たれている点は、安心して過ごせる要因の一つです。

    女性や子供にはとても良い環境だと思いますが、リモートワークが定着した昨今、外出先がめっきり減ったため、平日も部屋に閉じ小文字気味な私自身が警戒の対象として見られているんじゃないかって心配することが多いです。タワマンに住むには、怪しい人と思われないように、外出時の身だしなみにも気を遣わなくてはなりません。これが意外と息苦しい・・IPodsを耳につけたままにしていると、ご近所のおばさまたちから白い目で見られてる気がします。

  5. 高い断熱性と快適な室内環境

    室内には床暖房が完備されており、冬場でも暖かく過ごせます。また、断熱性が高いため冷暖房の効率も良く、光熱費の面でも助かっています。真冬や真夏でも快適な環境を維持できる点は、日々の生活をより豊かにしてくれる重要な要素ですね。これに関しては文句のつけようがありません。本当に温かい。

失ったもの:タワーマンションならではの課題

  1. 高額な管理費と修繕積立金

    タワーマンションの維持には、当然ながら多額の費用がかかります。管理費や修繕積立金は、共用施設の充実度に比例して高額で、毎月の固定費負担が大きいです。特に、私のように共用施設をあまり利用しない人にとっては、コストパフォーマンスが悪く感じられるかもしれません。

  2. 人間関係の希薄さ

    タワーマンションは住民数が多いため、隣人との関係が希薄です。エレベーターで挨拶を交わす程度で、深い付き合いはほとんどありません。これはプライバシーの確保という面では良いのですが、コミュニティとしての一体感に欠けるという課題でもあります。ただ、煩わしい人間関係はないんで気楽と言えば気楽です。変な噂が立たなければの話ですけどね。

  3. エレベータの混雑や手間

    朝や夕方のピーク時には、エレベーターが混雑し、待ち時間が長くなることがあります。高層階に住んでいると特にその影響をモロに受けやすく、通勤や買い物の際に非常にストレスを感じる場面もあります。システムエンジニアという職業がら障害への対応は身銭を切ってでも即対応する必要があります。急いでいる時に限ってエレベーターの融通が効きません。混雑時には1階へ降りるだけでも10分かかることがざらです。せっかちの私はこのエレベーター待ちがストレスでなりません。

  4. 災害時のリスク

    地震などの災害時には、高層階ほど揺れが大きく、エレベーターが停止することで移動が困難になります。このリスクは購入前から認識していましたが、いざ経験すると想像以上の不便さを感じます。階段を使わざるを得ない状況が発生した際には、日々の運動不足を痛感しました。

  5. インターネット環境などの制約

    マンション全体でインターネット回線を共有しているため、夜間など利用者が多い時間帯には回線速度が低下します。システムエンジニアとして、自宅のインターネット環境は非常に重要なため、この点には不満を感じることも多いです。個別回線を導入できない規約もあり、改善策が限られる点が課題です。

  6. 共用施設の制約事項

    タワーマンションでは、共用施設や敷地内での喫煙が全面禁止となっているケースが多く、喫煙者にとっては不便さを感じる場面が少なくありません。例えば、自宅のバルコニーでさえ喫煙が認められておらず、そのたびに外に出て決められた喫煙スペースまで足を運ぶ必要があります。特に雨の日や寒い季節には、その手間が負担となり、喫煙者としての生活のしづらさを実感することもあります。このような制約は、健康志向の時代背景を反映している一方で、喫煙者にとっては厳しい現実です。

まとめ

これまでタワーマンションでの生活について、得たものと失ったものを振り返ってきました。眺望の素晴らしさや快適な共用施設、優れた利便性といった魅力は確かにあります。しかし、システムエンジニアのような現役で忙しく働く人間にとっては、その生活環境が必ずしもベストな選択肢とは言えないと感じる場面も多々ありました。

タワーマンションに住むことは、対外的な見栄として非常に効果的です。眺望や高級感あふれる設備は、来客時に高い満足感を与え、社会的なステータスの象徴にもなります。また、リモートワーク時代に適応したネット環境や快適な室内設備、充実したセキュリティ面も魅力的です。

現役世代にとっての課題

しかし、その一方で、現役世代にとってタワーマンション生活はコスト面や制約の多さがネックとなることが分かりました。高額な管理費や修繕積立金はもちろん、共用施設をあまり使わない人にとっては割高感が否めません。また、エレベーターの混雑や災害時の不便さ、ネット環境の制約など、生活上の細かいストレスも少なくありません。

さらに、忙しい日常を送るシステムエンジニアにとっては、仕事の合間に共用施設を活用する余裕がないことも多く、眺望や贅沢な空間をじっくり楽しむ時間も限られてしまいます。

引退後だからこそ得られる恩恵

これらの経験から感じたのは、タワーマンションは**「時間と余裕を持つ人にこそ最適な住まい」**ということです。引退後であれば、共用施設を存分に活用し、眺望やゆったりとした空間を楽しむ余裕が生まれます。また、リタイア後の落ち着いた生活には、タワーマンションの安全性や快適性が大きな価値を持ちます。

現役世代が忙しい中でこの住環境を最大限に活かすのは難しいかもしれませんが、引退後にはその真価を存分に感じられるでしょう。

結論:タワーマンションは引退後の理想郷

タワーマンションは引退後の理想郷

タワーマンションの魅力は間違いなく存在しますが、それを享受できるのは「時間的な余裕」を持つことが前提です。忙しく働く現役世代にとっては、住居としてのコストパフォーマンスが必ずしも高いとは言えません。一方で、引退後にはタワーマンションの環境が真の意味で「豊かさ」を提供してくれるでしょう。

現役時代は合理的な住環境を選び、引退後にタワーマンションという選択肢を検討する。この考え方が、多くの人にとって最適な選択になるのではないでしょうか。

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