今後、IT業界のプログラマ・エンジニアの数が劇的に増えてくると予想されます。数年後には「石を投げればプログラマに当たる」なんて言われているかもしれません。
現場は毎日のように人が入れ替わり「あ、新しい人来たな」なんて思っていたら、「あれ?いなくなっちゃった」なんてことが日常的に起きています。
現場では退場者と揶揄する人もいますが、気になるのはこの流れがインターナショナル化してきていることです。つまり「新しい人」「消えていく人」が日本人限定ではなくなってきているのです。
フリーランスの手帳術(全10記事)
進むインターナショナル化
現場は既に、あらゆる言語で会話が入り乱れています。中国語、韓国語、ヒンディ語、英語、マレーシア語・・etc
退場者が日本人の時は、さすがに凹みますね・・要は完全実力主義がこの日本にも定着してきたのでしょう。中には子供の養育費を稼がなきゃいけない人もいるだろうに・・・
「子供を産むのは自己責任!」なんて人が増えてきましたね。 IT業に限らず、これが現在日本の現実です。ただ在籍しているだけでは生き残れないのです。
ただ「java出来ます」、「Python出来ます」・・では生き残れません。何故なら今後、そんな人達が山のようにプログラマを名乗って参入してくるからです。今後生き残るためには、自分自身に付加価値を付けていかねばなりません。 プログラムの他に+α(アルファ)が必要になってきます。
- 体が丈夫(無理が利く)
- 交渉術にたけている
- 外国語に精通している
- エンジニアスキルも持ち合わせている
- 仕事が速い
- etc
思うのは、外国人の方達は早くから荒波にもまれているせいか、第二の技能「+α(アルファ)」に長けている方が多い気がします。日本語も流暢に話すのを見ると本当にすごい!
「8か国語出来ます」なんて中国人もいました。笑い事では済まないですね。今後、この荒波を生き残るために今から「目標」を明確にして、戦略を立てていかなければなりません。
未来年表を作成しよう!
21世紀以降の舞台は間違いなくインターナショナルです。世界各国から集まってくる or リモート操作で安い単金を武器に攻勢を仕掛けてくる、国外エンジニアとの熾烈な勝負を求められる時代となるでしょう。
今までのような、仕事は与えられうもの的な「受け身」の姿勢では太刀打ちできません。長期的な視野での綿密な戦略が必要になっていきます。エンジニアに限った話ではありませんが、将来の自分はどうありたいかを明確にするための、未来年表を作成する必要があります。
なりたい自分になり、思い通りの人生を歩むためのツールが「未来年表」なのです。
早速、この「未来年表」の作成に入りましょう。
未来年表のフオーマットでは縦軸の一番上に家族の年齢などの基本データを置きます。
次に、「健康」「知識・教養」「心・精神」「社会・仕事」「プライベート・家庭」「経済・モノ・お金」の6セクションを並べ、一番下には、社会が今後どうなるのかという予測を新聞などの記事を参考に書き込みます。
横軸には、「今」、「将来」「差」と「年齢」の項目を配置します。「年齢」の項目は、十五年計画なら十五個、二十年計画なら二十個のマス目が必要です。
目標設定の6セクション
- 基礎レベル
- 健康
- 教養・知識
- 心・精神
- 現実レベル
- プライベート・家庭
- 社会・仕事
- 結果レベル
- 経済・物・金
年数が多くなるほど書くスペースが小さくなりますが、この表は大局をつかむためのものなので、キ ーワードだけを記せば十分です。
簡単な流れ
- 重要度の高いセクションから「将来」欄にゴールを書き出して行きます。
- 次に、その横の「今」欄に、現状を正直に書いていきます。真実を知るのは結構つらい作業ですが正直に書きましょう。
- そして、現状とのギャップを「差」欄に記入し、現状とのギャップを正しく認識できるようにします。
- 最後に、目標を実現するために、「いつまでに何をするべきか!」を考え、年数分のステップに分けて毎年の目標を設定します。何年間で達成するという期限を決めたものについては、ゴールとなる年齢欄にその目標を記入しておきます。
実際、上の画像の様な感じになると思います。画像が小さくてちょっと見づらいですが、 他人に見せるものではありませんから おおよその感じさえ掴めれば良いのです。
未来年表作成のポイント
- 縦軸の設定
縦軸の一番上に、家族の年齢などの基本データを置きます。 - セクションの設定(目標の主項目)
左から「健康」「知識・教養」「心・精神」「社会・仕事」「プライベート・家庭」「経済・モノ・お金」とセクションを並べ、一番下には、社会が今後どうなるのかという予測を、新聞等の記事から想像して書き込みます。 - 横軸の設定
「目標」と「将来」、 「今」、 「差」、「年齢」の項目を配置します。 - 年齢項目の設定
「年齢」の項目は、15年計画なら15個、20年計画なら20個のます目をつくります。当然、年数が多くなるほど書くスペースが小さくなりますが、この表は大局を掴むためのものなのでキーワードを記せば問題ありません。
例えば、IT業界未経験の方なら「教養・知識」に12冊/年(プログラムの)本を読む等書くようにします。するとこの先で作成する月間スケジュールには、「月に1冊(プログラムの)本を読む」ことがタスクとして挙がります。
同様に 残りの「健康」、「心・精神」、「社会・仕事」、「プライベート・家庭」、「経済・モノ・お金」 にも目標を入れていきます。
今後数十年間の目標を書き込むわけですから、そう簡単に作成できるものではありませんが、この段階では、おおざっぱなものでかまいません。
この後の工程、「年間スケジュール」「月間スケジュール」「週間スケジュール」へと落とし込んでいく段階で、より具体化されて行きます。
参考までに「 [st_af id="11397"] 」曰く、余命1年や1ヶ月だったらって考えるとすぐ出てくるらしいです。 私は自分が死ぬとか想像できなかったので目標を作成するのに苦労しました。
※ 未来年表については「 [st_af id="11379"]」を参考にさせていただきました。
それでも目標をひねり出せないという方には「上の6項目を完全に満たすために必要な行動はなにか?」と考えれば自然とタスクが出てくるそうです。私はそれの方が作成しやすかったですね。